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蟻地獄

蟻地獄(アリジゴク)

 

名前は大層おどろおどろしいですが、薄羽陽炎(ウスバカゲロウ)というきれいな蜻蛉(とんぼ)の幼虫です。

 

ウスバカゲロウはユスリカなどと同じく口が退化しており、成虫になってからはほとんど何も食べません。

 

蟻にとっては確かに地獄ですが、立派な成虫になるために栄養を蓄えようと立派な穴を掘っています。

 

自然の摂理は時に残酷です。

しかし、私たち人間もその中におり毎日たくさんの命をいただいています。

 

朝庭掃除をしていると上半身だけのカブトムシが腹を鳥に食べられ、息も絶え絶え動いているのをよく見ます。

 

瀕死のカブトムシが必死に動く様はなんとも言えない気持ちになりますが、やはり皆生きることに必死なんですね。

 

いただいた命をしっかりと受け止め精一杯生きることがせめてもの報いとなります。

 

 

また暑い日が戻ってきましたが、いただいた命を糧に力強く乗り越えていきましょう。

 

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