かりの宿にたとふる法を仰げども暫しやすめぬ身の愁いかな
藤原定家
この歌の題材となっているのが、天台宗の根本経典である『法華経』の「化城喩品(けじょうゆほん)」です。
「化城喩品」では、悟りという最終目標(宝の場所)へ向かう旅で疲れた弟子が道のりの険しさのあまり諦めていたところ、リーダー(釈迦)が一時的な到達地点の「化城」を設けます。
仏教の歩みを進める中で、教えの中にはマイルストーンのような教えもあり、最終的には法華経によって目標を達成できるということを示唆しています。
定家は一見すると化城の教えに対し、これは真理ではないと愁えているようにも捉えられます。しかし、それはその先にある法華経が最後に導いてくれるのだと信じる気持ちの反語なのかもしれません。
何事も道半ばである時に愁えたり迷ったりしますよね。
定家ほどの人でさえ、愁いを抱えながらも「この道で良いのだ」と言い聞かせながら進んでいたのかなあと、勝手に解釈し、勝手に背中を押していただきました(^^♪
定家さんなんかすみませんw
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