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写経会【毎月第4土曜日開催】

写経会資料です↓(^^♪

文章だけみると難しいと感じるかもしれませんが、写経会が終わってからの法話ではもっとわかりやすく簡単なお話をさせていただいております!

わたしの中の「あなた」?

 

「わたし」と「世界」のつながり

皆さんはふとした瞬間に、「自分って一体どこまでなんだろう?」と考えたことはありませんか?ある方もいるでしょうし、忙しく生活をしているとそんなこと考える暇もないという方もいるでしょう。 一番近くにいるはずの「わたし」のこと、実は意外と知らないことばかりかもしれません。

「わたし」の境界線はどこにある?

例えば、美容室や床屋さんで髪を切った時のことを思い出してみてください。 頭に生えているときは、間違いなく「わたしの体」の一部ですよね。でも、床にハラハラと落ちた瞬間に、それは「ゴミ」や「髪の毛」と名前を変え、もう「わたし」ではないような気がしてきます。 また、今日の食事で食べた「ごはん」はどうでしょうか。お茶碗にあるときは「食べ物」ですが、食べてしばらく経つと、いつの間にか「わたしの血や肉」に入れ替わっています。

こうして考えると、「ここからがわたし」で「ここからは外の世界」という境目は、実はとてもあやふやなものなのです。

心の中は「世界そのもの」

次に、今自分の近くにはいない誰か大切な人の顔を思い浮かべてみてください。今、あなたの心に浮かんでいるのは、あなたが心の中で作り上げた「その人のイメージ」です。厳密にいうと目の前に見えている人でさえも、実は「その人のイメージ」にすぎません。

私たちは、外の世界をそのまま見ているようでいて、実は「心のフィルター」を通して見ています。 同じ夕日を見ても、幸せな気分のときは「なんて綺麗なんだろう」と感じ、悲しいときは「なんだか寂しいな」と感じます。夕日そのものが変わったわけではなく、自分の心が「夕日の見え方」を書き換えているのです。

仏教を開いたお釈迦様は、「外で起きる出来事を変えることは難しくても、自分の心(捉え方)を変えることはできると教えました。 目の前の人が「いい人」に見えるか「苦手な人」に見えるかも、実は「相手がどうか」以上に、自分の心がどう相手を映し出しているか、が決めているのかもしれません。

見つめ直した先に

最近はインターネットやSNSが当たり前になり、自分の分身(アカウント)を持つことが普通になりました。 「わたし」の言葉が瞬時に世界中に広がり、誰かの言葉がダイレクトに自分の心に飛び込んでくる。昔よりも「わたし」と「あなた(世界)」の境目がさらに混ざり合い、複雑になっています。

だからこそ、少し立ち止まって「わたしの心は、今、世界をどう映しているかな?」と見つめ直すことが、とても大切になってきていると感じます。

 

一文字ずつ丁寧に文字をなぞる「写経」の時間も自分の心と向き合い、捉えることにつながります。 筆先に集中し、ざわつく心を静めることで、普段は見えない「本当の自分」や「優しい世界」が見えてくるかもしれません。

 

次回写経会は五月二十三日(土)です。

昼の部 十五時より

夜の部 十九時より